本音を気持ちを伝えることの大切さ■禅語:単刀直入(たんとうちょくにゅう)○単刀・・・1本の刀のこと○直入・・・その刀を持って相手の陣営に切り込んで行くこと誰か相対する時に、遠回しではなく、相手の懐に直接ストレートに本質的なところを素直に伝えて行く。ということが単刀直入の意味で現代でも使われるようになりました。元々はたった1本の刀を持って相手の陣営に飛び込んで行く、肝心な時に肝心な人との人間関係において単刀直入の会話をするといった単刀直入のコミュニケーションを取るということが今の時代はとても少なくなって来てしまっているように感じます。「相手に嫌われたらどうしよう?」とか「もっと自分はこう見られたい」といった相手の顔色を伺うことが先行し過ぎてしまって、その時にするべき...25Dec2019禅Yoga / Mindfulness / Meditation
心配は大いにしよう!心配は大いにしよう!「心痛はしてはならぬ。が、心配は大いにせよ!」と言葉を残したのは元臨済宗妙心寺派の高僧、山本玄峰師の言葉です。『心痛』と『心配』は違います。考えても仕方のないことで悩むのを「心痛」といい、これは苦しいばかりで何の意味もありません。一方、「心配」は心を配って考えて、何とかしようと悩みと向き合うことです。この「なんとかしよう」と向き合う過程こそが自分自身を磨く糧となるのです。結果には執着しません。心配は大いにしましょう。玄峰さんは和歌山出身の高僧で、若かりし頃に目の病に苦しみ、治癒を願って四国遍路をされたそうです。その最中に行き倒れてしまいましたが、その場所で救われたことがきっかけで得度されました。(※得度=悟りの世...12Dec2019禅Yoga / Mindfulness / Meditation
そばにいてくれる人を大切にする、一期一会という言葉。『一期一会』(英語では・・・Once in the lifetime)この言葉も実は禅語の1つです。今は四字熟語として浸透していますが、元はお茶の世界でとても大切にされて来た、禅から生まれた言葉なのです。今あるこの出会いを大切に。という意味合いですが、【一期】・・・人が生まれてから死ぬまでの間のことを指します。【一会】・・・人との出会いはもちろん、物事にたいすることも指します。出会いの機会のことを言います。一服のお茶を立てる時に「もうこの人との出会いは2度とない」という思いでお茶をたてる。つまりは真剣に、心からの思いを込めてその人との出会いを大切にして接する。という姿勢を求められることからこの言葉が生まれました。華道(お花の世界)で...02Dec2019禅Yoga / Mindfulness / Meditation
「挨拶」はなぜ大切なのか?「おはよう!」「こんにちは!」「初めまして!」「お疲れさま」「おやすみなさい」毎日欠かすことなく皆さん発しているこれらの言葉、挨拶。皆さんが普段何気なくしているこの挨拶、なぜ挨拶が必要なのか?大切なのか?って考えたことあるでしょうか?人間関係の基本でもあるこの挨拶の本質を今日はお伝えしたいと思います。「挨拶」は実は元々、禅の言葉になります。(いわゆる禅語)その当時(今もですが)、修行僧同士や和尚さんと弟子の関係の中で、お互いの悟りの境地(修行の進み具合)を推し測るために挨拶はありました。つまり、挨拶とは押したり引いたり。ということです。人というのは必ず、働きかけられたことに対して”反応”をします。例えば、このブログの読者さまが家族や...29Nov2019禅Yoga / Mindfulness / Meditation