本音を気持ちを伝えることの大切さ

■禅語:単刀直入(たんとうちょくにゅう)


○単刀・・・1本の刀のこと

○直入・・・その刀を持って相手の陣営に切り込んで行くこと


誰か相対する時に、遠回しではなく、相手の懐に直接

ストレートに本質的なところを素直に伝えて行く。

ということが単刀直入の意味で現代でも使われるようになりました。


元々はたった1本の刀を持って相手の陣営に飛び込んで行く、

肝心な時に肝心な人との人間関係において単刀直入の会話をするといった

単刀直入のコミュニケーションを取るということが今の時代はとても

少なくなって来てしまっているように感じます。


「相手に嫌われたらどうしよう?」とか

「もっと自分はこう見られたい」といった

相手の顔色を伺うことが先行し過ぎてしまって、その時にするべき本質的なことや

伝えるべき相手に、相手の懐(中心)に向かってストレートに伝えていく。

そういったことが行われないように思います。

相手の顔色を気にしすぎて、伝えたいことをまっすぐ伝えないことで

主に人間関係において様々な場面(仕事とかプライベートなど)でも

曖昧な関係が続いてしまい、その結果、あいまいな結果しか出ない。

というようなことが起きているように思います。


私たちは誰かと相対する時に、

いつも自分の外側に飾りをたくさんつけて、そしてその本質と本質が

ぶつかり合うというような関係を築くことを遠慮したり嫌ったりします。

(特に日本人はそこが弱いふうに思います)


一生懸命、自分をこうしたい。よく見られたい。と

自分の周りに飾りをたくさん作って、そして相手も同じように飾りをたくさん作って、

お互いが狸と狐の化かしあいのような会話をしてそしてサラッと終わってしまう。

そういう中で相手の中心部、核となる部分にまさに

単刀直入にズバッと切り込んで来るような質問、

ズドンと切り込んでくるような意見や思い、

というものを相手に伝えていくということをする人たちが本当に少ないように感じます。


単刀を持って相手に切り込んで行くと、

普段はクールに装っている人でもその人の本性、本音、本質が出てきます。

そしたら「この人は本質を突いて来たな~」となり

相手も単刀を持ってあなたに相対せざるをえない状況になります。

=相手を認めざるを得ない ということが起きます。


もちろんいきなり会った初対面の人に失礼な言い方や失礼な態度は嫌われてしまいます。

でも、いつも誰かと接する時にその「本質的な話しをするんだ」

表面的な話しをするのではなく「この人の真ん中に思いを伝えたい」

「この人の真ん中に問いを投げかけたい」とそういうつもり、姿勢で人と接する。

単刀直入の短刀を常に脇に控えて、人と話しをする。仕事の交渉をする。

はたまたは恋愛をする。

そのような姿勢を持つことで、相手があなたに対して

「なんかあの人、忘れられない」「印象に残っている」「本質的な人だな」

といったことを相手も感じて来るようになります。


単刀直入


相手の本陣に刀一本で切り込んで行く。

つまりは相手の中心に対して、自分の思い、自分の問い、自分の意見や考えを

ストレートに伝えて行く。。

いざという時の人と人との会話の中や人間関係において

これを持っている人と持っていない人とでは大きな差が生まれてくるのではないかと思います。


ぜひ、単刀直入力を磨いて行きましょう!


shun


Shun Oshima

マインドフルネス指導者 l フォトグラファー 12歳の時に訪れたイギリスをきっかけにカメラに触れるようになる。 フリーで写真家としてヨガやウェディング、イベント、ポートレート、風景など様々なジャンルの撮影をこなす。 また、全国でカメラワークショップも開催。 その他、マインドフルネス指導者としても活動に取り組む。

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Shun Oshima

マインドフルネス指導者&フォトグラファーとして活動中。

■マインドフルネスインストラクターとして
脳科学や心理学、生理学、禅といった様々な分野を通して、マインドフルネスを学び日本国内にてパーソナルレッスンを中心にその人に応じたオーダーメイド型のレッスンを展開。
また不定期にグループレッスンも開催しており、
マインドフルネスを1人でも多くの人に伝えることで、
日々の息苦しさや、その人が持っている目標(ビジョン)の達成のサポートに取り組んでいる。

■フォトグラファーとして
ウェディングや風景、ポートレート