簡単な瞑想の取り組み方。

皆さん、上のポーズできます?1度トライしてみて下さい☆


ヨガと出会うそれよりももっと前、ジョブズやGoogleが瞑想を取り入れている。

とニュースなどで囁かれ始めた頃。

正直、瞑想ってお坊さんとかがやる宗教的〜だとか、スピリチュアルなもの〜だと思って

アウトオブ眼中だった(←古い?笑)

でも、本格的にヨガや瞑想を始めた昨年の11月、12月頃、それは変わった。

1回やるだけじゃリラクゼーション程度だけど、毎日続けることで少しずつ変化を日常の中で感じられるようになった。

それが僕と瞑想の出会いの始まり。

パートナーや家族と朝や夜に5分とか10分でも取り組めたらどれだけ幸せだろう。ってよく思う。


それで、瞑想には身体だけでなく脳そのものにも効果がある。

主には8つの部位に影響が出ていて、詳しくはまた後日書きますが、

その1つに前頭皮質に作用することが分かっています。

この前頭前皮質とは、人間の個性に大きく関係している場所。

記憶や学習と深く関連していて、特に初めて体験する作業などで、

この領域の活動が必要であり、慣れてくると別の脳の領域に任されるようになる。

他に、不快なストレス刺激や不安感により、活性化もされる。

前頭前野の機能が低下するなど異常を来すと、周囲に対し無関心になったり、

抽象的な思考ができなくなり、記憶障害や知的機能障害、将来認知症などが起こる。

うつ病の方もも、この領域の代謝や脳血流量が低下しています。

そんな前頭皮質は、瞑想では以下のような効果をもたらすと言われています。


◯心配や不安が少なくなる

◯ストレスを下げる

◯思いやりの心が強くなる

◯集中力がつく、集中力がとぎれた時にそれに気づいてもどってこれるようになる

◯創造力が豊かになる:これはopen-monitoringと言われる、周囲の物音に敏感になって、その物音に集中する方法の方が効き目があるようです。

◯物覚えがよくなる


これ、僕全て体感しています。笑

瞑想というと多くの人は「思考を止めて、感情も無くして、無の状態を作る」と思う人が多いけどそうではない。瞑想中、頭の中には色々な思考が浮かんでは消えていく。それを第3者的にジャッジもせず、見守る。そして流れていくのを見届ける。

その練習の繰り返しで、熟練者達は無の状態が作れるようになるんだそう。

『意識を呼吸に向ける』という瞑想のやり方が一般的だけど

今でこそ、この方法でやる時もあるが、やり始めたばかりの時は本当に難しかった。

だって意識を呼吸にむける『集中力』が必要となる。そんな集中力ないない!

それにやり始めた頃はどんどん、どんどん雑念や思考の連想ゲームが始まってしまってコントロール出来なかった。

(それだけ日々色んなことを考えていたり、妄想したり、意識があちこちに飛んでいる証なんだけども。)

今回は僕が教わった、集中力を必要としない、子供でもできる(実際にADDやADHD, 注意欠陥・多動性障害の子供達にも使われていて、効果が証明されています)方法をシェアします!

文章では伝わりにくい部分もあると思うので、その内親子向けのマインドフルネス&瞑想のレッスンをします!

(小さい時から瞑想に取り組む子どもは脳機能の発達が明らかに異なる!そう!)

■初心者でも簡単に取り組める瞑想法

この方法は「マントラ」を使用します。

マントラ(Mantra)の「マン, Man」は 「mind, マインド」で「トラ, tra」は「tool, 手段」という意味。

「マインドを静めるための手段」という解釈しています。

始める前にこの「マントラ」を選びます。言葉とか音とかなんでもよいです。

慣れていない方は比較的短めの覚えやすい言葉がいいですね。

「アロハ」とか「ラブ」とか。

横文字が苦手なら「感謝」「ありがとう」など何でもいいです!


1:楽な姿勢で、ソファや椅子や床に座る。自分が心地よい体勢でOKです!

  僕は床が好きなので床に座って座禅を組みます。

  瞑想=床で座禅なんてイメージあるけど、楽な姿勢でいいのです。


2:目を閉じる


3:自分の決めたマントラを唱え始める。

  仮に『ありがとう』という言葉を選んだとする。

  『ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう…』と声に出さずに

  自分の中でゆっくり唱え始める。


4:少し経つと頭の中に雑念が浮かんできます。

  「あ〜お腹空いたなぁ」とか「そういえばあの仕事残ってたな」とか

  「あの人元気かな?」とか言うようなことから

  「ほんまあいつ、ありえへんかった!腹立つわ。」とか

   子どものことやパートナーの事などとにかく色々。

   雑念が浮かんできたら、すかさずまたマントラを唱え始める。

   すこし経つとマントラがどこかにいって、

   また雑念が出てくるから、そしたらまたマントラを唱える。この繰り返し。


これを繰り返していると、マントラも雑念もなくなる『無』の状態になる時がある。

それはそれでいい。

そしてまた絶対に思考が出てくるから、それを止める事なく

「あぁ、こんな思考があるんだ」と観察して、またマントラを唱える。

マントラを唱えて、マインドが静かになり、また思考が出てきて、マントラを唱える。

その全ての過程が瞑想です。

人間は言葉を使って文明を発達させて来たので、言葉がある以上、負の感情や思考を無くす。ということはできません。

逆にそこを抑え込もうとすると逆効果で思考も負の感情もどんどん拡大して行きます。

お菓子を一口食べ始めたら止まらないのと同じです。笑


■瞑想におすすめの時間

僕が教わったのは朝晩2回でした。

が、朝晩両方することもあれば、どちらか片方だけ。とか。

あんまり無理しないようにしています。あんまり義務感に囚われるのもよくないので心地よく感じられる間隔でやりましょう☆

朝から仕事して、疲れて眠くなった頃に仕事先でやったりもします。

その後は目が冴え、頭の中はスッキリし、集中力があがります。

重要な会議前や、昼寝などのにもおすすめです。

夜すると、その後目が覚めてしまってなかなか寝付けないということを聞いた事があります。

(瞑想のやり方で結構変わります)

なので僕のオススメはは朝の時間帯、シャワーを浴びてご飯を食べる前です。


■瞑想で大切なこと

瞑想で大事なのは浮かんできた雑念(思考)をすべてスルーすること。

瞑想をすると『光に照らされている階段を見た』とか『お告げを聞いた』なんていう人もいるけど、そんなのは見ても見なくてもどっちでもいい。笑

見てもただスルーする。

見なくても「瞑想ちゃんとできてへん。」なんて思う事もなく(できてないわー。って出てきたらその言葉も気づいて、スルーする。)

見るようにする!という目標も期待も持たないこと。

脳への効果を期待するなら、毎日やることがよいようです。

瞑想でも、運動でも、習慣にする時に大事なことは「いきなり大きいことから始めない」

まずは1日2分でも毎日続けてみる。自分に合う方法でいい。

(個人的には3分がオススメです)

慣れてきたら、どこでもできるようになります。

あんまり深く考えずにゆるーい気持ちで始めてみませんか?

瞑想は富裕層やエグゼクティブな人たちがやるものだと思われがちですが、

そうではなく、現代に生きる日々忙しい日本のみなさんにこそやってほしい・・・!


2019年も2月目に突入。

風邪引いたり、インフルエンザにかかる方が増えて来ていますが、

瞑想に取り組むことで副交感神経が優位になり、身体の免疫力がUPします。

免疫力がUPすると外からウィルスが入って来ても、病気にかかりにくくなる。

だから、瞑想はいいこと尽くしですね〜!


shun



Shun Oshima

マインドフルネス指導者 l フォトグラファー 12歳の時に訪れたイギリスをきっかけにカメラに触れるようになる。 フリーで写真家としてヨガやウェディング、イベント、ポートレート、風景など様々なジャンルの撮影をこなす。 また、全国でカメラワークショップも開催。 その他、マインドフルネス指導者としても活動に取り組む。

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Shun Oshima

マインドフルネス指導者&フォトグラファーとして活動中。

■マインドフルネスインストラクターとして
脳科学や心理学、生理学、禅といった様々な分野を通して、マインドフルネスを学び日本国内にてパーソナルレッスンを中心にその人に応じたオーダーメイド型のレッスンを展開。
また不定期にグループレッスンも開催しており、
マインドフルネスを1人でも多くの人に伝えることで、
日々の息苦しさや、その人が持っている目標(ビジョン)の達成のサポートに取り組んでいる。

■フォトグラファーとして
ウェディングや風景、ポートレート