心(脳)を変えて思考のクセを変える

以前までは、脳は30歳くらいを超えたら退化していくものだと言われていました。

でも、昨今の技術の進歩から研究の結果、

脳は年齢に関係なく、経験によって新しい神経回路を作り、を成長させていくことや

変化させることができる。ということが明らかになっています。

この脳の力を

Neuroplasticity(ニューロプラスティシティ、神経可塑性[シンケイカソセイ])

と言います。(言葉は難しいですよね。笑)

自分たちが毎日行っていること(話している内容、接している人や環境、テレビやネットから得ている情報など)は、脳の中にその回路ができています。

パソコンのようにプログラミングされているんです。

例えば、英語が話せる人は、脳に英語の回路ができています。

もし、使わなくなったら、その回路はきっと薄くなっていくし、

もし中国語を習い始めて、日常生活に使い出したら中国語の回路ができていきます。

思考のクセも同じ。

もし、何かあるごとに出てくる、無くしたい!と思っている思考。

(不安とか心配とか被害妄想とかネガティブな思考)

それは生まれてからの環境や親との関係、友達、経験全てによってできていて、

脳内にプログラミングされていて、時には自分の意識より深いところ、潜在意識にある場合がある。

(実はそれって、何世代ものがプログラミングされてるらしい。)

もう10年も20年もそうなわけだから、そのコネクションはとても太いものになっている。

だから気づかないと、意識しないと自動操縦のように自然にその思考の方向に進んでしまう。

だから新しい回路を脳に教えて、その古い思考の癖の回路を使わなくすることが一番!

脳には常に新しい脳細胞が生まれています。

でもその脳細胞は全部が成長していかないそうです。

脳細胞を成長させていくには、

花を育てるときに必要な土、栄養、肥料のように、脳細胞を育てる環境も大切。


ここからは、脳細胞が成長しやすい環境を作るために必要なこと。


◆適切な栄養を摂る

脳の60%は脂肪で出来ています。

だから良質な脂質を摂ることはとても大切です。

オメガ3脂肪酸という不飽和脂肪酸が入ったオイルーブオイルやサーモン、ナッツなどは良い脂質が含まれていることで広く知られていますよね。


◆たくさんの酸素

酸素といえば、呼吸。呼吸といえばヨガ、瞑想です!

ヨガで体をほぐしていくことで、呼吸が細胞の隅々まで行きやすくなります。

またほぐすことで深い呼吸もしやすくなります。


◆BDNFと呼ばれるタンパク質

エクササイズ、筋トレの時に出される脳内物質です。

脳をリセットする働きがあるのです。

だからエクササイズも、脳細胞を育てる環境としてとても必要なのです。

(走ったあとや体を鍛えたあとにスッキリした感じしません?)


◆瞑想・ストレス減少

瞑想はリラックス効果だけではなく、脳をアクティブにさます。

脳細胞は成長もしますが、ストレスによって縮むのも早いです。

瞑想をして新しい回路を作って、ストレスと上手に対応していく力をつけることが大切です。


◆新しい言語を学ぶ、新しいことに挑戦していく

新しいことを学ぶことで、どんどん新しいコネクションもできてきます。

時にはコンフォートゾーンを抜け出していくことも、脳には良い!

思考のクセも、自分でかけている制限も、

どんどん変えていって自分でレベルアップしていけると思うとなんだかワクワクしませんか?^^


自分もまだまだですが、

毎日、朝晩の瞑想を1ヶ月以上続けています。


潜在意識の刷り込みを変えていくには、瞑想がいいそうです。

潜在意識と瞑想の科学的な関係はまた別の時に^^


年末年始にかけて冷え込みがより一層激しくなるそうなので、皆さま暖かい格好をしてくれぐれも体調を崩さないようにご自愛くださいね!


shun



Shun Oshima

マインドフルネス指導者 l フォトグラファー 12歳の時に訪れたイギリスをきっかけにカメラに触れるようになる。 フリーで写真家としてヨガやウェディング、イベント、ポートレート、風景など様々なジャンルの撮影をこなす。 また、全国でカメラワークショップも開催。 その他、マインドフルネス指導者としても活動に取り組む。

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Shun Oshima

マインドフルネス指導者&フォトグラファーとして活動中。

■マインドフルネスインストラクターとして
脳科学や心理学、生理学、禅といった様々な分野を通して、マインドフルネスを学び日本国内にてパーソナルレッスンを中心にその人に応じたオーダーメイド型のレッスンを展開。
また不定期にグループレッスンも開催しており、
マインドフルネスを1人でも多くの人に伝えることで、
日々の息苦しさや、その人が持っている目標(ビジョン)の達成のサポートに取り組んでいる。

■フォトグラファーとして
ウェディングや風景、ポートレート