先日、仕事で北海道に行って来ました。
その時に空いた時間で、美瑛(びえい)という町を訪れました。
以前、Instagramで 美佳さんがこの美瑛を訪れていたのをアップされていたのを見てて、「絶対行きたい!」と。
そんな事を思っていたら、タイミングよく北海道で仕事を入れられたので、
これはもう「行くしかない!」と。
札幌から車で約3時間…旭川を越えて更に富良野方面に走らせると、この町はありました。
人口1万人ちょっとの基幹産業が農業で、町全体が農場のような感じ。
ハイシーズンは夏で、一面花畑になるそうでその時が一番観光客も多いそう。
この写真は「クリスマスツリーの木」と呼ばれる場所。
畑の中にポツンと立つトウヒの木。
訪れた時は大型の観光バスが路肩に停めてあって、
大勢の中国人の観光客がいたけれど、10分くらいで撤収していった。
この場には自分とその観光客だけだったから、皆さんが去って行った後は自分一人。
その後もほぼ自分1人か、出会うのは町の人か。
動物の足跡があったり。
シャッター切るのもほどほどに、自然が生み出してくれたこの美しい造形を楽しみました。
そして、ここは「マイルドセブンの丘」
タバコの銘柄マイルドセブンのイメージに使われた事からこの名がついたそうです。
この町は丘陵にもなっていて、アップダウンが激しく、
雪道を運転するのが少し怖かったけど、いつも以上に安全運転心がけて移動しました。
途中、スリップして車同士ぶつかってフロント大破してた車も見かけました。
次に、30分ほど車を走らせる事約30分。
Macの待受け画面にもなった事で有名な青い池へ。
普段ならこんな綺麗なブルーの池が見えるらしいのですが・・・
完全に白い池に・・・・・笑
聞けばついこの前までは青だったらしいのですが、
訪れた時期は急に気温が下がったことと吹雪いたことで池が完全に氷り、
さらにその上に雪が積もってこうなったとの事。
例年はこれが当たり前の風景なんだとか。
ただ1年を通して、青い池よりもこの白い池のが見られる期間は短いということ。
たまたまこの場にいらしてた方が地元の方らしく、色々と教えてくださりました☆
フライトの時間が迫っていた事もあって、名残惜しみながら美瑛を去ることに。
帰りの道でも周りの風景を皆ながら、車を止めては降りて撮って、
また乗って車を走らせては、止めて、降りて、撮って・・・
を繰り返し。
自分の感性と直感が反応するままにそれこそ名残惜しむかのように、
後悔だけしないように撮りつづけました。
滞在約3時間。
短すぎたけど、とても意義のある充実した時間でした。
次は3日間くらい滞在してゆっくりとこの町を味わいたい。
元々、寒いのは苦手で冬もあまり好きではなく…
(でも、ハッキリとした四季があるのは好き)
ましてやただでさえ寒い北海道。最高気温がマイナスの世界。
天気予報も「曇り」か「雪」の予報で滞在中も
あまり天候には恵まれなかったけど、この日だけ晴天に恵まれました。
寒いことには変わりはなかったけど、
だけどそんな寒い冬に対する気持ちも変わりました。
手付かずの自然がありのままに残っているこの町。
読んで字の如く、一面銀世界。
自分以外の人もおらず、聞こえてくるのは風の音と自分が踏みしめる雪の音。
感じるのは冷気でキュッと引き締まった空気。
自分の五感をフルに活用させて色んなことを感じる。
はたまたはこの自然がそうさせてくれているのか・・・。
1つ1つの目にする風景がどれも美しく、ため息と笑顔しか溢れてこない。
何もないのが、いい。
あー・・・シンプルってこの事なんだな。と。
どれだけ稼いで、どれだけの物を手に入れても、
どれだけの情報を仕入れてもそれは本当の幸せではなくて。
なんだか今まで自分の中で満たされたことがなかった部分が満たされた気がしました。
いつも大切なことは自然が教えてくれて、学んでいる気がする。
それらは人からは絶対に教われない…というか、
人間では絶対に教えられない事なんだと思います。
冬の美瑛のこの景色、生で見るとほんとうに感動します。
またいつか、
この冬にこの町を誰かと訪れて
真に美しいこの風景を熱いコーヒーでも飲みながら分かち合いたい。
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