ひまわり−3.11を想って−

2012年3月11日(Sun)

東北の大震災から丸1年が経ちました。

みなさん、この日をどんな風に過ごしましたか?
僕はWhite Canvasの仲間たちと黙祷を捧げました。

昨年のこの日、僕は東京で仕事をしていました。
社内でお客様と電話でやり取りをしていて、電話を切った瞬間にその時がやって来ました。

じわじわと揺れが始まり、ゆっくりした揺れが横に大きく・・・。
とても気持ち悪かったのを今でも覚えています。

オフィスの本棚に収納していた書類等が落ち、
天井の一部が崩れ落ちてきました。

幸いにも、社員誰1人として怪我をした人はいませんでした。
即日で業務停止。そして、即帰宅。

しかし、東京での交通の要となる電車は全てストップ。
タクシーやバスもどこかのアトラクション並に待たなければ乗れない状況でした。
乗れたとしても、交通状況が完全に麻痺していたために、
一向に進まない状態でした。

そんな中、会社のある千代田区から、自宅のある練馬まで約5時間歩いて帰りました。

道中に人と言う人が溢れかえり、
ビルのガラスが道に散らかっていたり、お台場で発生した煙が千代田まで流れて来て、
鼻を突く匂いが辺りにしていたり・・・。





やっと家に着いたかと思うと、ライフラインは一時的ではあるけど、ストップしていたし、
家の中はひっくり返っていたし・・・。
この時既に、疲労困憊。

何より辛かったのは、近所に頼る人もいなければ、
どこのスーパーに行っても、日用品・食品が手に入らない状況が2週間近く続きました。











そして昼夜問わず、けたたましく鳴り響く緊急地震速報。


正直、この音は今でもトラウマです。

この当時、会社の事で病んでいた時期・・・
そこに大震災。正直、自分の心にとどめの一撃を刺した出来事でした。

でも、そんな中涙が出るくらい嬉しい事がありました。

学生時代のサークルの後輩と、同級生の友人が関西から何も言わず、
自宅まで食料品や、日用品を送って来てくれました。
ダンボールいっぱいに詰め込んでくれた、たくさんのもの。

本当に、命の恩人だと思っています。
本当に、ありがとう。Yuka&Yuya.
そして、この時「自分は1人じゃない」そう気が付きました。

あれから1年。

関西に帰って来て、こうして元気いっぱいに、笑顔で毎日を過ごせるようになりました。
まだ、震災の番組や津波の映像を見ると息苦しくなる事があるので、
テレビはほとんど見なくなりましたが・・・。
それでも、前を向いて歩けるようになりました。

これは本当に、家族や大切な皆さんに支えられての事です。

ありがとうございます。

今、自分に出来ること。
今、あなたに出来ること。

・・・なんでしょうか?

ムリに被災地に行く必要もないと思います。
ムリに自腹を切って、物資を被災地に送る必要もないと思います。

ただ、1人1人が与えられた環境の中で、目一杯楽しんで、目の前の事をこなしていく。

これなんじゃないでしょうか?

よく、
「自分は何も出来てない」
「1年間震災に対して何もしてこなかった」
と言う人がいます。

本当にそうですか?

被災地の事を想って「心配する」「祈りを捧げる」
この事でも、十二分に貢献していると僕は思います。

被災地にボランティアに行く。
物資を送る。
募金をする。
チャリティーイベントをする。
自分のブログなどから気遣いの想いを発信する。

色んな支援のカタチがあります。
それぞれ、今出来る人がやって行けばいいと思う。

「何も出来てない・・・」と思いながら、
自責の念に駆られて、足踏みをして心を痛めていても何にもならない。

であれば、僕は、あなたは自分自身が出来る事を淡々とする。
毎日、生きている事に感謝をしながら。

こういう日にだけ生きている事に感謝したって何にもならないのに、
なんですぐに優しさを忘れるんだろう。
態度価値と言う言葉を改めて思い出す。
特別な事を成し遂げなくたって、
ただそこにいるだけで人に優しさを振りまける人こそ本当に価値のある人間だと思う。
それがきっと強いということ。

本当に、1分1秒の積み重ねで、人生って出来ている。

僕が東京で感じた震災は、被災地の方が感じた辛さや苦しみに比べたら、
比べるに値しないと思う。

だけど、東京で感じた事、実際に被災地に行って感じや事、
教訓、その経験を通して五感で感じた事を
素直なありのままの気持ちで、今後の生活に活かして行きたいと思うし、
たくさんの人に伝えて行きたい。


僕が今、こうしてここにいるのは今まで出逢ったたくさんの人たちとの絆があるから。

家族や友人、いろんな日常を通して出逢った仲間・・・

心地いい時間、大切な場所とも出逢えた。

その1つ1つの全てが今に繋がっていて、これからも続いていく。


人類が誕生して、この世界があるのも過去から世界へ、

大切に繋いできた命の絆があるから。


今度は僕たちが未来へと、この絆を繋いでいこう。



永遠の絆を。

He wahi pa'akai...

from:shun

BASARA Co, by Shun Oshima

12歳の時に訪れたイギリスをきっかけにカメラに触れるようになる。 現在は商社でクリエイティブワークをこなしながら、フリーカメラマンとしてウェディング、イベント、ポートレート、風景など様々なジャンルの撮影をこなす。また、全国でカメラワークショップも開催。 その他、ウェディングムービーの制作など多岐に渡る。 年間の半分以上は、国内は北海道〜沖縄まで。海外はHawaiiを中心にヨーロッパなどでも活動中。

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Shun Oshima

camera / surf / coffee / friend /smile
フォトグラファーとして、ウェディングや風景、ポートレート、イベントなど幅広い撮影を手がけています。
また、カメラワークショップを全国で開催。
その他、企業に所属しイルミネーションに関する仕事にも取り組んでいます。